プロジェクト紹介

Tall Ship Challenge Nipponは、かつてセイルトレーニングを体験した人たちが集い、その声を広げることによって、日本にセイルトレーニングを再興させるプロジェクトです。

プロジェクトの趣旨

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“トールシップ Tall Ship”、帆船のことを英語ではこう呼びます。文字通り「背の高い船」という意味から来た愛称ですが、この「トール」には「堂々とした」、「胸をはって誇り高く」という意味も含まれています。様々な船のなかでも「帆船」は夢と憧れの対象で、トールシップにはヨットから大型の帆船まで含まれます。

経験や資格を問わず、だれもが帆船に乗って外洋航海を体験する育成プログラム“セイルトレーニング”は、1960年代から世界中で盛んに行われるようになりました。その活動の一環として国際帆船レースが開催され、また独立記念日などの国家的なイベントとして帆船パレードが招致されるなど、プレステージの高い事業として世界で認められています。

日本では、1991年9月から帆船<海星>が、1994年4 月から大阪市帆船<あこがれ>がプログラムを開始しました。しかし現在、両帆船とも日本にその姿はなく、<海星>は2004年にアメリカの団体に移管され、<あこがれ>は2013年に大阪市から民間に売却され、惜しまれながら事業を終えました。その22年間に5万人を超える人々が日本の海、そして世界の海でセイルトレーニングを体験しています。

<海星>が日本での活動を終え、運営母体の日本セイルトレーニング協会が解散してから10年、そして<あこがれ>の事業が廃止されてから1年以上が経ったいま、“小学校の時に体験航海に参加した。大人になったいま本格的な外洋航海に出たい” “若い時に国際航海に参加した。いま自分の子供にセイルトレーニングを体験させたい” “かつて航海を共にした仲間とはいまでも繋がっている。やっぱり日本にセイルトレーニング帆船がいて欲しい。また仲間と航海に出たい” “SNSでの手軽なコミュニケーションの時代だからこそ、スケールの大きな自然の中で、人と直接ぶつかりあえるセイルトレーニングの体験が必要だと思う” “帆船で大海原に出て、体も心も解放されたい”という声が、全国のセイルトレーニング体験者の中から上がり始めています。

Tall Ship Challenge Nipponは、かつてセイルトレーニングを体験した人たちが集い、その声を広げることによって、未だ体験したことのない人たちが新たに参加して、日本のセイルトレーニングを再興させることを目的とするプロジェクトです。

プロジェクトの主役は人、私たち一人ひとりです。

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プロジェクト概要

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世界のセイルトレーニング活動の中心である英国のSail Training International(STI)では、日本の代表組織の再開を、日本が世界のセイルトレーニングの仲間に復帰することを待ち望んでいます。

プロジェクトTall Ship Challenge Nipponでは、日本でのセイルトレーニングの再興を求める皆さんと新たな日本代表組織を創設し、世界のセイルトレーニングファミリーに復帰することから始めます。このウェブサイトから日本全国のセイルトレーニングへの賛同者を集め、その声の数を日本のセイルトレーニング再興に向けた各方面からの協力、協賛を得るためのパワーとしてゆきます。

世界のセイルトレーニング活動の先駆けとなった英国のセイルトレーニング協会では、帆船のほか大型クルーザーやカタマラン(双胴ヨット)を使った航海プログラムも実施されています。日本でも現在、海洋冒険家白石康次郎氏をはじめ、<海星>OBによるヨットを使ったセイルトレーニングの試みが始まっています。また<あこがれ>は大阪市から新しい民間オーナーによって<みらいへ>と名前を変えて神戸を母港に活動を始めました。
こうした中で、国内での活動とも協力、連携しながら日本におけるセイルトレーニング活動と、そのツールとなるセイルトレーニング帆船の再興に向けた機運を醸成してゆきます。

2014年は、一般の日本人が、初めて実際に帆走する世界の大型帆船の姿を目の当たりにした、あの記念碑的イベント「’83大阪国際帆船まつり」開催から30年が経た年にあたります。まさに今年は、オールニッポンによるこのプロジェクトのスタートにふさわしい年と言えるでしょう。

プロジェクトタイムライン

2014年
・セイルトレーニング再興に向けたサイトをオープン、プロジェクトスタートのオープンミーティングを開催(10月25日横浜,26日大阪)し、初年度1年間で1,000人を目標に賛同者の登録を開始
・日本国内のセイルトレーニングやセーリング、海に関係する団体やグループ、さらにヨットオーナーとも連携しながら2015年からの活動を提案
2015年
・メンバーシップ制の任意団体として日本のセイルトレーニング代表組織を発足し、STIの日本代表(Affiliate Member)として登録
・登録者1,000人を達成した後、所轄官庁に公益法人としての設立相談を開始すると共に、本サイトを活動アピール中心とする参加型の構成にリニューアル